オンデザインは関内駅に400mほど寄った、築51年、泰生ビルの2階に新オフィスを構えた。
2階に上がると「ondesign」のネオンサインが出迎える。
エントランスの直ぐ左にはスタッフ全員のポートレートが並ぶ。28名の大所帯だ。
そのまま進むと、オンデザイン名物の “そこまでやるか模型” がズラリ。
数年前、オンデザインの模型展を見たときはほとんどが住宅であったが、近年は公共建築を含む大型プロジェクトも多く見られるようになった。
数年前、オンデザインの模型展を見たときはほとんどが住宅であったが、近年は公共建築を含む大型プロジェクトも多く見られるようになった。
模型の多くは1年経つと廃棄されることから、これらは概ね1年以内に作られたことになる。
模型ラックの間にはテーブルがあり、通常はクライアントや業者との打合せをするスペースでもある。
模型ラックの間にはテーブルがあり、通常はクライアントや業者との打合せをするスペースでもある。
奥へ進むと、グリーンに囲まれた大きなキッチンテーブルと、長テーブルが現れた。
足元は防水層を設え、屋外用チェアが並び、沢山のプランターと植物が吊り下がり、アウトドアをイメージしたグリーンゾーンだ。
植物は100鉢あり、コーディネートはSOLSO、右の散水が掛からないように撥水のレースカーテンを制作したのは安東陽子、屋外チェアのコーディネートはニチエス、照明のコンサルは岡安泉がそれぞれ協力した。
植物は100鉢あり、コーディネートはSOLSO、右の散水が掛からないように撥水のレースカーテンを制作したのは安東陽子、屋外チェアのコーディネートはニチエス、照明のコンサルは岡安泉がそれぞれ協力した。
各デスクで簡単な打合せや相談ができなくなった分、こちらの長テーブル使う。気分転換しながらの作業をするフリーアドレススペースとして。ランチ、イベントなどにも。
右のワークスペースが固定アドレスの「ON」、左のフリースアドレスのグリーンゾーンが「OFF」ということだ。
今回インテリアの主要素は植物と、この単管パイプ。これにより今後もフレキシブルにレイアウトが変えられる。それと水平使いされているの単管パイプと同サイズの丸棒はアラキ+ササキアーキテクツで開発した、その名も「モクタンカン」。
金属の単管パイプだけでは堅いイメージになるが、モクタンカンにより、木の温もりや柔らかさを加えることができる。
ヒノキの間伐材で作られているそうだ。
ヒノキの間伐材で作られているそうだ。
オフィスの一番奥は模型制作スペース+書庫。
机上にはオンデザインのしごとのメソッドが収められた書籍「オンデザインの実験」(TOTO出版/2018年2月発売)。
「プレゼンをつくる時の5ヶ条」「伝えるリサーチの5ヶ条」「地域/人の巻き込み方5ヶ条」「コンペに取り組むときの5ヶ条」など内容の一部が紹介されていた。
「プレゼンをつくる時の5ヶ条」「伝えるリサーチの5ヶ条」「地域/人の巻き込み方5ヶ条」「コンペに取り組むときの5ヶ条」など内容の一部が紹介されていた。
西田司さん。「1日の多くの時間を過ごす場として、ONとOFFを切り替えられる気持ちのいい仕事場。トライアンドエラーを繰り返しながら様々な実験ができ、新しいことが生まれてくるオフィスを目指しました。ちなみに植物に囲まれた環境は、生産性が6%上がり、クリエイティビティは15%も上がる研究結果があります!」
【オンデザインパートナーズ】
横浜市中区相生町3-60 泰生ビル2F
www.ondesign.co.jp
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