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14 5月, 2018

大田聡による横浜の複合施設「Tinys Yokohama Hinodecho」

大田聡(office OTA.)による横浜のトレーラーハウスを用いた複合施設「Tinys Yokohama Hinodecho(タイニーズ横浜日ノ出町)」を見学してきました。
動産・タイニーハウスのメディア運営や企画・開発を手がけるYADOKARIと、京浜急行電鉄が連携し、高架下でタイニーハウス(ちいさな家)を活用し展開する複合施設で、カフェ・イベントスペース、ホステル、水上アクティビティステーションからなる。
大田聡さんは、成瀬・猪熊建築設計事務所へ務め、2015年に独立した。

 日ノ出町駅から数分の京浜急行の高架下を利用。

 Y-GSA飯田善彦スタジオと、SALHAUSが協働で手掛けた「日ノ出スタジオ」の隣だ。

高架下左から、水上アクティビティ「Paddlers+」、カフェ・イベントスペース「Tinys Living Hub」、ユースホステル「Tinys Hostel」が並ぶ。

 目の前には大岡川が流れる。水上アクティビティを楽しむ場合はこの桜桟橋からSUP(スタンドアップパドル・サーフィン)などで繰り出すことができる。

高架下に納まるタイニーハウス。

 タイニーハウスは全てトレーラーハウスで、車台に既製の貨物コンテナを載せて造られた。つまりトレーラーハウスが “駐車” されている状態なので、建築物には当たらず建築確認を必要としないのだ。

 Tinys Living Hub(タイニーズリビングハブ)。カフェ&バーであり、イベントスペースで、タイニーズ横浜日ノ出町の中心となり、街に開かれたコミュニケーションスペースとして誰でもご利用できる。

 またトークセッションやワークショップ、マルシェなどユニークなイベントを開催。
5月24日には世界中で展開している「ペチャクチャナイト」の横浜版、「ペチャクチャナイト横浜 vol.10」も開催され、設計者の大田聡さんも登壇し本件についてプレゼンする。
https://www.facebook.com/pkyokohama/

 オフィス兼厨房兼バーカウンターも、コンテナの側面をくり抜いて作られている。

 Tinys Hostel(タニーズホステル)。バーカウンターと同じコンテナの反対側がフロントになっている。

宿泊用のタイニーハウスは3棟(台)で、それぞれ異なるデザインとなっている。1棟につき4人宿泊できる。

 1棟目はウロコ張り。

 20フィートサイズのコンテナは6m×2.4mだが、断熱や仕上げで内寸は2.2m。ドミトリータイプで2段ベッドが2台。
男性だけ、女性だけの4名でシェアするか、仲間や家族だけで1棟を借り切ることもできる。

 反対側にはミニキッチン、トイレ、シャワー。切妻屋根の小屋のような雰囲気だ。

 コンパクトな空間であるため、各棟は両サイドに大きめの開口を設けた。隣も見えるが互いの雰囲気が分かり楽しい。もちろんロールスクリーンも降ろすことができる。

 2棟目は下見張り、3棟目は焼き杉の縦張り。

 こちらは両棟がデッキで繋がっているのでグループで借りると面白そうだ。

 明るくカジュアルな雰囲気と、、


 ダークで落ち着いた雰囲気だ。



左から京浜急行電鉄の小林雄大さん、大田聡さん、YADOKARIの相馬由季さん。
「トレーラーハウスでの宿泊施設は法的なハードルがある一方で、外装材が自由になるといったメリットもあります。木や砂舗装などの素材を多く使用し、樹木を配置することで、高架下の独特な雰囲気を変え、地域にひらけたスペースになるように設計しました。」と大田さん。

【Tinys Yokohama Hinodecho(タイニーズ横浜日ノ出町)】
設計監理:office OTA.
施工:DDD inc.
URL:http://tinys.life/yokohama/


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03 10月, 2017

佐野健太による新大久保の「DOMO CAFÉ」

"日本と台湾をコーヒーでつなぐ"をコンセプトとしたDOMO CAFÉ(ドウモ カフェ)が新大久保にオープンし内覧会が開催されたので行ってきました。

DOMO CAFÉは、台湾で人気のカフェと、京都の自家焙煎珈琲のお店の二つが組み合わさった、日台が融合したカフェ。インテリアデザインは元・伊東豊雄事務所でオペラハウスなどの設計に携わった建築家、佐野健太(佐野健太建築設計事務所)が手掛けた。

場所は、JR新大久保駅から徒歩約3分。大通りから路地を入った落ち着いた雰囲気の場所にある。面積は80.13㎡。

4階建て集合住宅の地下1階にある一部分がカフェだ。

店内。コンクリートの壁が部屋を真二つに分けるようにカウンターキッチンまで続いている。


コンクリート壁は動線上視界上の障害となっていたが、それをあえて二つの異なる世界をつくりだす残した要素として残した。ブランドカラーであるパステル調のピンクとグリーンをそれぞれの空間に用い、日本と台湾、深煎りと浅煎り、カジュアルな空間と落ち着いた空間、というような対称性を表現。

 
「CASUAL AREA」
一人でも気軽に立ち寄れるようなハイカウンターテーブルに、パソコン電源なども設置されているテーブル席。


壁の向こう側は「RELAX AREA」。
複数人で利用できるテーブルやソファ席などゆったり過ごすことができる。自然と会話が生まれるような空間を目指し、家具の設計や選定においては、とくに距離感を意識したという。

 
カウンター席はバーのような感覚で利用することもできる。

 
ソファ席からカウンターキッチン側の見返し。

佐野健太氏
「設計で大切にしたいと思っていることは、その空間を通じて人々の間につながりのきっかけをつくりだすことです。基本的に日本をベースに活動をしていますが、これまでのキャリアのなかで台湾とのつながりがとても深くなりました。今後も今回同様両国の掛け橋となれるようなプロジェクトに携わることができればと考えています」

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26 5月, 2017

コクヨの複合施設「THINK OF THINGS」

5月26日にオープンするコクヨ直営の複合施設「THINK OF THINGS(シンク オブ シングス)」の内覧会に行ってきました。場所は千駄ヶ谷、JR原宿駅竹下口より徒歩3分。


敷地面積432m2、建築面積245m2、延床面積612m2、地上3階建。
1階には賑わいを生み出すショップとカフェ、2階はワークショップやイベントで新たな試みを検証する場所、3階には企画開発を行うオフィス及びプロジェクトルームを配置。社会のニーズを感じながらスピード感のある商品、業態開発を実践する。


コクヨが建築企画・店舗デザインをした新築ビル。オーナーは別なのでテナントとして入ったかたちだ。
接道からセットバックした建物。閉じすぎず外部と緩やかにつながるファサード。シンボルツリーのカリンをはじめ、グリーンを取り入れながら街に溶け込むような佇まいを考えた。


前庭は街に広場を提供するようなちょっとした溜まりだ。


1階〈CASE〉
手前からカフェ、ライフスタイルショップ、くつろぎスペース、そして裏庭へと続く。カフェは三軒茶屋のロースター、OBSCURA COFFEE ROASTERSによるプロデュース。


ライフスタイルショップでは、生活と仕事の双方に「刺激や発見をもたらす道具」という視点でオリジナル商品とセレクト商品を展開。


帽子箱を思わせる紙筒にアルミのトレイを載せたサイドテーブル「HAT BOX TABLE」。


コクヨのロングセラー商品キャンパスノートや、筆箱や小物入れになる丸筒などを、生活シーンでも使えるようにアップサイクルしたアイテム。


「カドケシ」などコクヨアワードから商品化されたアイテムを集めたコーナー。


ノートや測量野帳への名入れサービス(有料)もある。


奥のくつろぎスペース。クリエイターの事務所が多いエリアであるため、飲食の場としてだけでなく、プロダクトを見たり、考える場所、打合せ場所などとしての利用を促す構成とした。


プライベート感のあるテーブル席も。


裏庭。近隣に住宅が密集しているため塀で囲われているが、小さな都会のオアシスのようだ。


庇の付いたベンチスペースが設えてある。


樹齢100年以上のオリーブを主役とした植栽はソウアトリエが担当。


エレベーターもあるが前庭から螺旋階段で2階へ。


2階〈TOT STUDIO〉
多目的に使われるスペースで、トークショーやワークショップなどを開催していくそうだ。レンタルも可能。


2階からファサードの裏側を見る。


3階〈コクヨオフィス〉
商品開発チームを含む30ほどの固定席に加え、フリーアドレス席も用意されている。ワークスペースから仕切られたスペースには、ロッカー、作業台、コピー機など。


3階にはバルコニーもあるので、外での打合せも気持ちが良さそう。


さらに屋上にはキッチンも設えてあり、イベント、撮影、バーなどとして活用される予定。

創業以来112年、文房具とオフィスファニチャーを中心に、人々の「働く」「学ぶ」フィールドをサポートしてきたコクヨ。THINK OF THINGSでは「ライフとワークの境界を越える」をテーマに「働く」「学ぶ」に留まらず、「暮らす」という視点を加えた新しい価値の提供と、ショップ名が表す通り、道具を手に取りながら”モノ/コト”について考えられる場所を目指す。

【THINK OF THINGS】
http://think-of-things.com

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