黒崎敏/APOLLO一級建築士事務所 (Satoshi Kurosaki / Apollo Architects & Associates)による住宅「DENT」を内覧してきました。場所は横浜市青葉区。
敷地面積157m2、建築面積63m2、延床面積123m2。木造地上2階建て。旗竿敷地で四面を住宅に囲まれている。
ガレージに収まるのはポルシェ911。
ちなみに「DENT」とは、田園都市線と施主が歯科医ということから施主自身が決めたそうだ。
玄関ホールは外観で見えたバルコニーからの光りが入り明るい。鏡張りの裏は収納や書斎。右は主寝室、左奥は子供室へ。
主寝室への廊下からは、ガラス越しに911のヒップラインを眺めることができる。
廊下を振り返るとコンパクトな書斎が見える。
主寝室。今回は既にお住まいの住宅を見学させていただいた。左上の照明はガレージと共用する。
中庭の上はグレーチングを張り2階のバルコニーに。 植わっているのはシマトネリコ。
子供室。今は一人で独占状態だが、もうすぐ生まれる二人目のお子さんといずれ分割できるように、入り口側、中庭側とも二カ所出入りできるようになっている。
2階へ。
2階は25帖のLDKと和室。
奥のキッチンの裏が水回り、左が和室、上にはロフトを備える。B&BのCHARLESが存在感を示す。
2階は両側をバルコニーに挟まれるようにレイアウトされ、三角に大きく開いたハイサイドライトで非常に明るい。右奥がルーバーになっているのは借景で緑が望めるため。
周囲を完全に他の住宅に囲まれているため、バルコニーは壁で覆った。しかし広めに取ったバルコニーの上部から十分な明るさと開放感が得られる。
床に合わせたテーブルもウォールナットの一枚板に。施主自ら脚を別注し作ってもらった。板はもっと長かったので客が多いときに使うエクステンションと、ローテーブルも作ってもらったそうだ。
和室。子供に畳のある生活も知ってもらいたいからと、奥さまの要望。
1階で見えたシマトネリコが顔を覗かせる。 和室からすぐグレーチングでは似合わないので縁側風にウッドデッキを設えている。
ロフトは12帖もある。天井の垂木は現しとし、野地板との色味にコントラストを与えている。
「施主はこの囲まれた敷地でありながら空を見たいと望まれました。ただ見えるようにするのは容易ですが、プラバシーを確保しつつというのが都市住宅の常です。バルコニーからの開口やハイサイドライトをうまく操作しながらおおらかさを表現しました。」と黒崎敏さん。
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