直井建築設計事務所 (Katsutoshi + Noriko Naoi / Naoi Architecture & Design Office) による「我孫子のいえ」のオープンハウスに行ってきました。
敷地面積195m2、建築面積64m2、延床面積105m2、木造2階建て。南西向きの庭と3台分の駐車スペース。許容建ぺい率50%のところ33%で建っているためとてもゆったり。
大きな特徴は "く" の字に角度が付けられた平面。キャンティレバーのバルコニーを支える太い梁が真一文字に力強いアクセントになっている。
玄関を入ると木造の螺旋階段を中心にした玄関室を挟んで右に寝室、左にホビールーム。
ホビールームへは土間のように玄関から同じレベルで連続する。
ホビールーム。多趣味なご主人のために大きな棚を作り付けた。床はモルタル仕上げ。
寝室。壁の後ろは両側から出入りできるウォークインクローゼット。
階段室は "く" の字の折れ曲がった箇所。平面的に三角になるのでプランはここからスタートしたそうだ。左は水回り。
2階へ。
2階リビング。「造作の木製サッシに、製作高さ最大寸法のペアガラスをいれています。」と直井さん (左)
リビングは13.5帖。暖炉が備えられている。正面の壁の裏は和室。
"く" の字プランが空間にどのような変化が現れるかをご覧に入れると...
徐々に右へ...
バルコニーへ。とこのようにストレートな空間に比べ変化が大きく、奥行き感が生まれる。
"く" の字部分の納まり。
和室。壁左上には構造の梁が見える。せっかくなので飼い猫のキャットウォークになるようにと、右の方まで延長。
キャットウォーク (梁)。
DK。
片側にはL字型の勉強机。端には施主の要望でちょこんと流しが付く。
キッチンの背後は1階の寝室にも似たレイアウトのパントリー。 位置的にもこの真下だ。
「東京でお忙しく働く施主は、ゆったりとした空間で、趣味にも没頭できるように住居を望まれました。 "く" の字に曲げることで奥の森が借景で眺められるようになり、さらに変化のある居室が生まれました。」と直井さん。
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